Illustrator機能紹介「回転ツール」

Adobe Illustrator(イラストレーター)の回転ツールは、オブジェクトを特定の角度で回転させるための強力なツールです。このツールを使うことで、デザインにおける精密な回転や複数のオブジェクトを一定の角度で配置する作業が簡単に行えます。
回転ツールの基本的な使い方
ツール選択
- ツールバーから「回転ツール」を選択します。
- アイコンは曲線矢印のような形をしています。
- ショートカットキー:
R
- 回転させたいオブジェクトを選択します。
自由に回転させる
- 回転ツールを選択後、オブジェクトの上にカーソルを移動します。
- ドラッグして自由に回転させます。
- オブジェクトの中心を基準に回転します。
特定の角度で回転させる
- 回転ツールを選択後、任意の場所をクリック。
- 回転ダイアログボックスが表示されます。
- 角度を数値で入力し、「OK」をクリックすると指定角度で回転します。
- 「コピー」を選ぶと、元のオブジェクトを保持したまま回転コピーが作成されます。
任意の基準点で回転
- 回転ツールを選択し、基準点を指定したい場所でクリックします。
- クリックした場所が回転の中心(アンカーポイント)になります。
- オブジェクトをドラッグ、または数値を入力して回転させます。
回転ツールの応用テクニック
パターンや配置の作成
- 回転ツールを使って複製を繰り返すことで、円形に並んだデザインやパターンを作成できます。
- オブジェクトを選択し、回転ダイアログボックスで角度を設定。
- 「コピー」をクリックして複製を作成。
- その後、Ctrl + D(Windows)またはCmd + D(Mac)で複製操作を繰り返します。
円形グリッドの作成
- 任意の中心を基準にして、等間隔でオブジェクトを回転コピーすれば、きれいな放射状デザインが簡単に作れます。
小技と注意点
- Shiftキーを使った制約
ドラッグ中にShift
を押すと、45度単位で角度がスナップします。 - 基準点のカスタマイズ
回転ツールだけでなく、オブジェクトの中心点をドラッグして移動することも可能です。
回転ツールは、ロゴやイラストの作成、幾何学模様の配置などに便利です。慣れるとより効率的にデザインを作成できるので、ぜひ活用してみてください!
◯◯が書きました