8月の特集:グループで協力!クレイアニメーション


授業名 クレイアニメーション | 期間 9月〜1月 | 難易度 ★★★★☆ | 製作者 ざき |
授業紹介
クレイアニメーションとは、粘土などでキャラクターを作成し、それを少しずつ動かしながら1コマずつ撮影し、連続再生することでまるで生きているかのように見せるアニメーションです。クレイアニメーションの授業では、内容の企画や絵コンテ、キャラクターや背景など必要なものの制作、撮影や動画の作成など全てグループで行います。最終的に作成したアニメーションだけでなく、企画のプレゼンテーションも提出しなくてはならないので忘れず作成しましょう。
授業の流れ


企画
まず、どの企業とコラボしたアニメーションを作るか考え、(企業からの依頼ではありません)その企業について調べます。次に調べた情報を踏まえつつ、動画のターゲットやコンセプト、ストーリーや目標、制作していくものなどを決めていきます。そして、ストーリーを絵コンテやタイムラインにまとめていきます。絵コンテは、各シーンの動きを絵や文字で表したり、構図やカメラワークを書いたりしたものです。タイムラインは、どれをいつどのように動かすかまとめたものです。撮影の時に使うので細かく決めておくと良いです。



制作
制作では、スタイロフォームや粘土、フェルトや針金、段ボールや画用紙など様々なものを使用し制作していきます。スタイロフォームや針金など先生に用意していただけるものもありますが、必要なものはグループごと違いますし、足りないものも多いと思うので、必要なものは自分たちで考えて買いに行きましょう。制作をする前に、平面で良いので紙に制作するものを描き、撮影をするときと同じ場所に配置します。そして、実際にカメラも用意してカメラの画面から見ることで、どれくらいのサイズのものを作れば良いのかわかるのでおすすめです。また、制作する前にどんな素材で作るのか細かく考えてから制作していくと良いです。


撮影
実際にカメラを設置し、タイムラインを見ながら、コマ撮りで撮影をしていきます。撮影をする人とキャラクターなどを動かす人、タイムラインを読み上げチェックを入れる人が必要です。撮影は大変ですし、撮影場所も限られるので、撮影ができないグループは他のグループを手伝うと良いです。動かしたいものは、一コマごと少しずつ細かく動かすことで動きがリアルになっていきます。キャラクターがいる場合は表情も変えてみると良いと思います。そして撮影したものをPremiere Proでつなげ、アニメーションにしていきます。
完成品
2025年 クレイアニメーションシラバス
授業形態:演習 時間数:60 先生:川内先生
●授業の目的・目標
1. 思考方法の確立及び、思考力の向上。
2. 制作に対する姿勢、取り組み方を養う。
3. 作品を仕上げる責任感を持ってもらいます。
●授業概要
「考える」「作る」「まとめる」の3パートに分け、順番に進行しつつデザインの成り立ちを体感しながら、ハウツーや技術を学んでいただきます。
●成績評価の方法
授業態度20% 内容の理解度20% 企画、技術向上度合い20% 提出物40%
授業内容計画表
番号 | 内容 | 授業数 |
01 | 授業内容説明 | 6 |
02 | ブレーンストーミングでアイデア出し | |
03 | 企画想定とコンセプト確率 | |
04 | キャラクターデザイン | 6 |
05 | アンチキャラクターデザインと立体把握 | 6 |
06 | 5秒以内の絵コンテ制作 | 6 |
07 | キャラクターの動きなどの再考察 | |
08 | 実制作 | 22 |
09 | 撮影~編集 | 10 |
10 | プレゼン資料(提出物)制作 | 4 |
メッセージ
クレイアニメーションはグループワークなので一人一人が意見を持ち、より良いものになるようにしっかりと話し合ったり、作業を分担し、自分の役割に責任を持って制作を進めたりすることが大切になってきます。他の授業より時間数が多く感じるかもしれませんが、進めていくうちに思ったよりも足りないと感じることがあると思うので、休み時間などできる時に進めたり、放課後に必要なものを買ったり早く作業を進めることをお勧めします!また、初めてやることも多くて心配な人もいると思いますが、先生に質問をすれば答えてくれたりアイデアをくれたりするので積極的に質問してみてください !!
byざき