③リクガメをトラッキングで近未来風に。【After Effects紹介】 

今回は、アフターエフェクトで使えるモーショントラッキングという機能をご紹介します。

After Effectsを扱うようになると、頻繁に「トラッキング」という用語を耳にすると思います。トラッキング(=Tracking)は英語で「追跡」や「追従」を意味し、IT用語としては情報収集を目的に特定の人物の行動やシステムの挙動を追跡することを意味しますが、映像制作においては映像内の物体にテキストなどを追従させることを意味します。

モーションファイル-トラッキングの使い方 – 映像内の物体に文字や画像を追従させる方法とは?

この機能を使用することで、人の動き合わせて動く吹き出しを作ったり、動画に一定の位置のピンを刺したりすることができます。

リクガメを近未来風に。

日本平動物園で撮影した歩くヒョウモンリクガメにトラッキング機能で解説パネルを追従させて、近未来風に仕上げました。
左が編集前、右が編集後です。

素材を準備する

先ほどの動画と、亀のシルエットを縁取ったイラストを用意しました。

グリッチをつける

ヒョウモンガメの解説パネルを制作しました。左のパネルでも十分ですが、もう少し動きをつけるため砂嵐のようなグリッチをつくり、解説パネルに重ねました。文字や線が揺れる表現をすることができます。一番右はグリッチ単体の動画です。

イラストを回転させる

アフターエフェクトでは画面の奥行きにも動きをつけることができます。手前から奥へカメを回転させてみました。

トラッキングをつける

動画の1箇所にポイントを作り、そのポイントを追うように準備した素材が動くようにします。

過去にAfter Effectsで制作した作品の記事を投稿しましたので、こちらも併せてご覧ください!
デザインアプリケーションⅢ(DアプリⅢ)

3Dやトラッキングが加わると難易度が増しますが、動画のクオリティが上がっていきますね!

みかん

みかんが書きました

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