Photoshop:写真の食べ物を美味しそうに見せるには?〜ケーキver〜

所要時間 15〜30分 | 難易度 ★★★☆☆ | 製作者 よこちー |
目次
1_ 修正したい写真を用意する
2_気になるところを消す〜スポット修正ブラシ〜
3_ 気になるところをさらに直す〜コピースタンプツール〜
4_ 美味しそうに見せる〜色調調整〜
5_ 背景を明るくする〜選択範囲+トーンカーブ〜
6_ 完成
制作
1_ 修正したい画像を用意する

まず、修正したい画像をPhotoshop内で開きます。
今回私はケーキを撮った写真を用意しました。
このままだとぼろぼろだし、撮った日が曇りで暗い雰囲気になってしまっていてあまり美味しそうに見えないので修正していきます。
2_ 気になるところを消す〜スポット修正ブラシ〜

「スポット修正ブラシ」というツールを使って、ケーキの断面や周りを綺麗にしていきます。
このツールを使って青い部分を消してみると…

このとおり、元から何もなかったかのように綺麗に!
この調子で他にも気になるところを消していきます。

こんな感じにお皿に乗ってたケーキがぼろぼろしていた部分や断面を綺麗にしました。
3_ 気になるところをさらに直す〜コピースタンプツール〜

ブラシで直したあと、今度は「コピースタンプツール」というものを使っていきます。
コピースタンプツールとは、画像の一部をコピーして、選んだ場所のピクセルをそのまま写して使えるというものです。
例えば、肌のニキビやシミを消すとなった場合は、綺麗な部分をコピーしてニキビやシミの上にスタンプするといった使い方をします。
このツールでは断面のクリームの部分や、ケーキの欠けている部分を直していきます。

こんな感じに直しました!
このように傷や汚れの修正、模様を繰り返す、背景の消し補正などに使われます。
4_ 美味しそうに見せる〜色調調整〜

次はケーキの色がくすんでいて暗く、美味しそうに見えないので色調補正で明るくして美味しそうに見えるように編集していきます。
「色調補正」→「彩度」で美味しそうに鮮やかな色になるように調整していきます。
画像上半分が彩度を調整後、下半分が調整前です。
5_ 背景を明るくする〜選択範囲+トーンカーブ〜

背景が暗く見えるので明るくしていきます。
「楕円形選択ツール」でお皿のフチに沿って選択します。そこから「選択範囲をぼかす」で50pxほどぼかしてから「選択範囲」→「選択範囲を反転」を選択し、お皿の外側を選択範囲にします。
「トーンカーブ」を選択し、グラフで明るさを調整していきます。
トーンカーブとは、画像の「明るさのバランス」をグラフで編集できるというものです。
6_ 完成

少し微調整をして完成です。

元の画像と比較するとこんな感じです。
活用例


使った課題…
写真を使って作ったポスター
産学連携という授業で制作した大道芸ワールドカップのポスターです。
写真に写ってしまった汚れを消すためにスポット修正ブラシ、明るくするために彩度の調整を行いました。