After Effects:文字が光る!グローエフェクト

所要時間 5分 | 難易度 ★★☆☆☆ | 製作者 ざき |
目次
1_グローとは
2_ グローの使い方
3_ 設定の説明
4_ おまけ
制作
1_ グローとは
「グロー」とは、オブジェクトを発光させ、光の輪郭や輝きを表現するエフェクトです。文字や図形、画像などに適用することができます。光らせる範囲や広がり方、色などを細かい調整も可能です。今回は文字に適用していこうと思います。
2_ グローの使い方

① 文字ツールを使用し、文字を打ちます。

② メニューバーの[エフェクト]の中の[スタライズ]を選択し、[グロー]を選びます。

③ エフェクトコントロールの数値を調整していくことで、文字を発光させることができます。
3_ 設定の説明
設定は左側にあるエフェクトコントロールからできます。
● グロー基準
グロー効果を適用する対象を指定します。
カラーチャネル → レイヤーのカラーの部分が光る。
アルファチャネル → 透明度と不透明度の境界線に光が適用される。(下画像)

● グローしきい値
カラーチャネルを選択した場合に使います。発光を始める明るさの境界線を決めます。
光らせる範囲を調整するもので、数値が小さいほど光る範囲が広がり、光る場所が増えます。

● グロー半径
グローの広がりの範囲を設定します。
数値を大きくすることで、よりぼやけた光り方になります。

● グロー強度
光の明るさを調整するものです。

● 元を合成
グローとレイヤーの元のオブジェクトの前後関係を決めます。
上を選択するとグローの前に、後ろを選択するとグローの後ろに元のレイヤーが合成されます。

● グロー操作
元の画像とグローをどのように合成するかを設定します。

● グローカラー
光の色を設定します。色は3種類あります。
元のカラー/元のレイヤーの色を反映させる
A&Bカラー/カラーA&Bで指定した色を反映させる。(下の画像)

不定マップ/Photoshopでampファイル(不定マップと呼ばれるカラーグラデーション用の画像ファイル)の色を反映させる。
● カラールービング
グローカラーでA&Bを選択した時のみ設定できます。
AとBの色を使用し、グローの色がどのようにグラデーションになるかを選択します。
[のこぎり波A>B]、[のこぎり波B>A]、[三角形A>B>A]、[三角形B>A>B]があります。

●カラーループ
グローカラーで選択したカラーをループさせるものです。
● カラーフェーズ
カラーループの開始ポイントをズラすことができます。
● A&B中間点
カラーAとカラーBの割合を設定します。
数値が小さいとAの使用率が少なくなり、数値が大きくなるとAの使用率が多くなります。

● グローの方向
グローの方向を設定できます。
水平や垂直、水平および垂直があります。
自分なりに細かく調整し、文字などを発光させてみてください。
4_ おまけ

グローエフェクトを複製し、あらためて数値を調整していくことでまた違った、発光の魅せ方をすることできます。